競売の直前まで滞納を放置 → 直前で競売をストップさせ任意売却に変更
ご相談時の状況
愛知県の岡崎市にお住まいだったK様は、会社の業績悪化が原因でボーナスがカットされ自宅と車のローンの支払いが難しくなってしまいました。
返済が滞って督促の手紙や電話が頻繁に来るようになりましたが、「何とかなるのではないか」「こんなことを誰かに相談するのは気が引ける」と思い、なかなか対策をとることができませんでした。
しかし状況は改善せず、6か月ほど滞納が溜まってしまったときに住宅ローンの借入先の住宅金融公庫が委託している債権回収会社より「今月中に滞納分を一括返済しないと競売の申し立て手続きに入る。任意売却するのであれば業者を探してください」という旨の連絡がありました。
この時初めて任意売却という言葉を知ったK様は、これ以上は放置できないとインターネットで地元の任意売却業者を検索し、当社にご相談いただきました。
当社のサポート内容と結果
当社にご相談いただいた時点ですでにぎりぎりのタイミングであったため、すぐに債権者に連絡して競売ではなく任意売却を進めてもらえるように交渉しました。
この時すでに債権者側では競売の申立のための手続きを開始し始めていたそうですが、まだ申立前だったため特別に競売をストップしていただくことができました。
競売が止まったことで、任意売却により一般市場で自宅を売却することができ、市場価格で売却することができました。
その後、無事に買主が見つかり、残ってしまった残債も債権者と交渉の結果、月2万円の分割払いが認められました。(※競売では分割払いが原則認められません)
感想
「何とかなるのでは…」という思いでずるずるいってしまったのですが、ついに競売が現実的な話となり、慌てて任意売却の専門家に依頼しました。債権者から言われていた期日を過ぎてしまっていたのですが、迅速に対応していただいたおかげで競売にならずに済み、無事に任意売却することができました。
解説
住宅ローンの支払いが厳しくなってしまったら、できる限り早い段階でご相談いただければ、任意売却以外にも様々な対策や選択肢をとることが可能です。しかし、ぎりぎりになっても競売を回避できる可能性も十分ありますので、諦めずにご相談いただければと思います。なお、今回は競売の申立自体をストップすることができましたが、競売の申し立てをされてからでも、開札日までは任意売却に切り替えられる可能性が十分にあります。