母の死後、住宅ローンが家計を圧迫 → 任意売却と家計の見直しで再建
ご相談時の状況
数年前、お子様が増えたことで当時お住まいの賃貸住宅が手狭になり、お母様と旦那様の共有名義で住宅を購入されていました。
当初、母親も元気で、お仕事で得た収入で住宅ローンの支払いに協力してくれていたそうです。
購入から数年は、問題なく支払いができていましたが、お母様が、癌になって1年くらいでお亡くなりになってしまったそうです。
旦那様のみの収入に頼らざる得なってしまいましたが、母親と旦那様のお二人で返済していく予定で購入した住宅ということもあり、次第に月々の支払いが困難になってしまい、当社に任意売却のご相談いただきました。
当社のサポート内容と結果
任意売却をするかどうかの判断の前に、まず収支の状況の詳細をヒアリングさせていただきました。
住宅ローンの月々のお支払いが15万円あり、お子様は4人いらっしゃることにより、食費もかさむことで収支のバランスが非常に良くない状況でした。
旦那様の収入のみでは、収入額から考えると住宅ローンの支払いが困難なのは明らかでした。
そこで、支出が大きく家計を圧迫している自宅を任意売却してローンの負担を軽減し、奥様にもパートに出ていただくことで家計を立て直す選択をしました。
お母様がお亡くなりになってから相続の手続きをされていなかったため、任意売却するためにはお母様の名義のままになっている持ち分を名義変更(相続登記)する必要がありました。
そこで、まずは当社で司法書士を手配し、ご自宅の相続登記の手続きを行いました。
その後、銀行に任意売却を申し出て無事に承諾を得ることができましたため自宅の販売を開始し、買い手が見つかって無事に任意売却をすることができました。
感想
収入のある親と同居して住宅ローンの支払いに協力してもらえば大丈夫だと思って高額なローンを組んでしまいました。子供も4人いるので、同居することにより子育ても協力してもらえるため一石二鳥だと思っていました。任意売却するしかないかと悩んだと時には絶望感でいっぱいでした。それでも、ライフソレイユさんに不安なことをすべて相談させていただき、一つ一つ不安を取り除いていってくださいました。本当にありがとうございました。
解説
住宅購入を検討されている時は、ついつい現状の生活状況の問題を解消することだけに視点がいってしまいがちです。しかし、親子やご夫婦など共同で購入する場合は、高額な住宅ローンを組んでしまうと、何らかの理由により共同でお支払いされているどちらかの収入がストップしてしまった場合、すぐに支払いが厳しくなってしまい、任意売却が必要になってしまいます。このような状況にならないようにするためにも、自己資金を十分ご準備したうえで住宅購入に踏み切る必要があるでしょう。