愛知県の名古屋市内で自営業で生計を立てていたN様。ご高齢のため事業はすでに引退されたそうですが、まだ銀行から事業資金として借りた2000万円の借金が残っていたそうです。
年金だけではとても返済を続けていけなかったため、苦渋の決断で自己破産をすることにしましたが、何とか今の家を残したいという想いから長男様に自宅を買い取っていただきました。
事業引退後も借金が残ってしまい自己破産を決心したが…
インタビュアー:自己破産を検討された経緯を教えてください。
N様:元々は自営業で仕事をしていて、現役の時は何とか生計を立てられていました。しかし、70歳を過ぎてさすがに体力の限界で仕事を続けることができずに引退をしました。
しかし、現役の間に融資を受けた事業資金をすべて返済することができず、2000万円の借金が残ってしまいました。年金のみの生活ではとてもではないですが払っていけません。自営業者はサラリーマンと違って年金も少ないですから。
最初は少しずつ払っていたのですが、いろいろ考えてこれはもうどう考えて自己破産以外に生きていく方法はないなと覚悟を決めました。
どうしても余生をこの家で送りたい…
インタビュアー:それで自宅を守るために当社にご相談いただいたわけですね?
N様:はい、もう自己破産することはやむを得ないとは思っていましたが、何とかこの家だけは守れないかと思ってライフソレイユさんに相談しました。
無理を言っていることはわかっていたのですが、どうしてもこの家だけは守りたかったんです。やっぱり自分の立てた家で愛着もあるし、余生をこの家でゆっくり過ごしたいと思っていました。それで無茶なお願いだったのですが、何とかならないかと。
リースバックから親族間売買に切り替え
インタビュアー:それで任意売却のよる親族間売買を検討されたということですか?
N様:最初はリースバックを考えていたんです。これなら家を売ってもそのまま賃貸として住み続けられるということでしたので。
でも、私の家の場合だと土地の価値がそれなりに高いので、もしリースバックをすると家賃が結構高くなってしまうということだったんです。それでは自己破産しても生活が苦しいままで意味がないということで、任意売却で息子に買い取ってもらうことを提案いただきました。
インタビュアー:ご子息様は快諾してくださったのですか?
N様:はい、息子に迷惑をかけて本当に申し訳なく思っているのですが、快く引き受けてくれました。
ただ、親族間で買い取るには住宅ローンを組むのがすごく難しいと最初にライフソレイユの担当者さんに言われていたんです。そこが結構大変でしたね。
インタビュアー:無事にローンは組めたんですか?
N様:普通の銀行では無理とのことで、担当者さんがノンバンクというところを手配してくださったんです。それでようやくローンが通りました。
ただ、それでも全額ではなくて一部頭金が必要でしたので、それは申し訳ないのですが息子に用意してもらいました。
買い取ってくれた息子に心から感謝
インタビュアー:最後に今のお気持ちとこれからについてお聞かせください。
N様:最初はかなり難しいので最悪の場合は任意売却して自宅を明け渡すことも考えてくださいと言われたので、半分諦めかけていました。
でも今こうして無事に息子に家を買ってもらえて、自分の家に住み続けられているので本当にありがたいと思っています。息子とライフソレイユさんには足を向けて寝れませんね。
これからは、息子に負担をかけないように、節制して少しずつでも返していきたいと思っています。