期限の利益喪失通知が届き―元奥様は退去、元ご主人は任意売却と債務整理へ

ご相談時の状況
居住中の元奥様よりご連絡をいただき、ご相談がスタートしました。
住宅ローンの債務者である元ご主人がローンの支払いを滞納しており、金融機関から「期限の利益を喪失した」との通知が届いたことをきっかけに、不安な気持ちでご相談いただきました。
元奥様ご自身は、住宅ローンの連帯債務者でも連帯保証人でもなかったため、直接的な債務の責任はありませんでした。したがって、法的・金銭的な大きな被害は想定されませんでしたが、物件はすでに期限の利益を喪失しており、売却は避けられない状況でした。
当社のサポート内容と結果
今後のおおまかな流れや必要な対応についてご説明し、売却活動へのご協力、また適切なタイミングでのお引越しのご協力が必要であることを丁寧にお伝えしました。
一方、元ご主人は物件の所有者であり、別の日にお時間をいただき、状況のご説明を行いました。
すでに信用情報に傷がついていることや、売却価格によっては今後、任意整理または自己破産を選択する必要があることもご説明しました。
その後、任意売却を進める旨を債権者に報告し、査定書を提出。正式に販売活動を開始しました。
販売開始後はスムーズに購入希望者が見つかり、元奥様とも密に連絡を取りながら、お引越しについてもご協力いただけました。
売却後、元ご主人は残った債務について自己破産での整理を選択されましたので、信頼できる弁護士をご紹介し、法的手続きについてもサポートさせていただきました。
感想

競売だけはどうしても避けたかったので、任意売却が無事に成功し、本当にホッとしております。
離婚はかなり前にしており、元夫はすでに他県に住んでいたこともあって、最初の面談も別々に対応していただく形になりました。
その点ではライフソレイユさんにいろいろとお手間をおかけしてしまったと思いますが、丁寧に対応していただき感謝しています。
任意売却の専門業者ということもあり、手続きややり取りがとてもスムーズで安心してお任せできました。
このたびは本当にありがとうございました。
解説

離婚が関係する任意売却は、一定数のご相談が寄せられるケースです。
離婚時には特に問題がなくても、数年後に生活環境や経済状況が変化し、問題が顕在化してくることがあります。
今回の事例のように、元配偶者と連絡が取れる状況であれば、任意売却を進められる可能性は高くなります。
一方で、電話やSNSなどを使っても連絡が取れない場合、話し合いが難航し、競売に進んでしまうリスクが高まってしまいます。
そのため、もし連絡が取れる状態にあるうちに問題が発覚した場合は、なるべく早めに不動産売却をご検討いただくことをおすすめします。
「もしかしてうちも該当するかも?」と感じたら、お早めにご相談ください。状況に応じた最善の方法をご提案いたします。