破産した場合やクレジットカードの返済が滞った場合などに、事故情報や延滞情報として金融機関の個人信用情報に登録されることをいいます。
この情報に登録されることを「ブラックリストに載る」といいます。
このブラックリストの情報は、「氏名・年齢・性別・生年月日・住所」だけではなく、職業や年収、現在・過去の借金の額返済履歴などの個人情報が掲載されます。
この情報は金融機関で共有されています。
このブラックリストに載ってしまうと、新たなローンが一定期間(5年から10年)組めなくなってしまいます。
任意売却すると信用情報に傷がつく?
よく「任意売却をすると、ブラックリストに載りますか?」という質問を受けますが、「載ります」と答えざるを得ません。
※厳密にいうと、住宅ローンを3ヶ月滞納することで、事故情報(延滞情報)が登録されることになり、ブラックリストに載るのは、任意売却をしたからではなく、住宅ローンを払えなくなり滞納したからになります。
ブラックリストに載ってしまった…載ってしまうのか…と思う方もいるかもしれませんが、クレジットカードが使えなくなったり、新たな借り入れができなったりするだけです。
また、ブラックリストに載ったからといって一生消えないわけではありません。
一定期間すれば、借り入れもできるようにはなりますので、そこまで、深刻に考える必要はないとも言えます。
【執筆者】
ライフソレイユ株式会社
加藤康介(宅地建物取引士)
大手コンサルティング会社にて経営コンサルタントとして6年間従事し、中小企業の経営をサポート。
その後、任意売却専門の不動産会社「ライフソレイユ株式会社」を設立し、これまでに1000人以上の住宅ローン返済に困窮する相談者の生活再建を支援している。
その活動がテレビでも取り上げられ、雑誌にも定期的に記事を寄稿している。