家計が回らず住宅ローンの返済が困難に → 任意売却と債務整理で負担を軽減
ご相談時の状況
愛知県名古屋市で、お子様2人とお住まいだったN様。
ご面談時も非常に思い悩んでいるご様子でしたが、うつむき加減ながらも私の質問に誠実に答えてくださいました。
お子様が2人いらっしゃり、教育費がかさむようになって段々支払いが厳しくなったそうですが、住宅ローンを滞納する原因のひとつは、奥様を早くに亡くしてしまったことが大きいと思われました。
非常にお気の毒な状況でしたので、何とかお力になれればとサポートさせていただくことになりました。
ご相談の時点で、住宅ローンは約1,800万円残っておりました。既に4ヶ月ほど滞納している上に他の債務も200万円ほどあるため、支払いを続けていくことが厳しい状況でした。
周辺相場と前面道路が非常に狭いことを勘案すると、任意売却でも1,000万円くらいが売却可能な価格であることが予想できました。
当社のサポート内容と結果
現在の状況を考えると売却をせざるを得ない状況でしたので、住宅ローンの残債を下まわる(オーバーローン)状態で任意売却するには、どのような流れでどのようなリスクが考えられるのかお伝えしました。
任意売却可能な価格を考えると多額の住宅ローンが残ってしまうため、債務整理についてもご説明させていただきました。
債務整理の方法によって、いろいろなリスクが考えられますので、リスクについても説明に漏れが無いように、質問にお答えしながらしっかりとお伝えしました。
その後、買い手が見つかり、債権者の同意も得られて任意売却が成立しました。
残ってしまった債務については、弁護士をご紹介させていただき、債務整理で負担を軽減することになりました。
感想
何とか自宅を任意売却せずに現状を乗り越えられないのかと頑張ってきましたが、私一人で育てていきながら住宅ローンと子供の教育費を払っていくことは難しく、状況を改善するために何かを変えないといけないことは明らかでした。それでライフソレイユさんに相談したところ、任意売却だけでなくその後の残債の軽減までご提案してくれて、結果として生活が楽になりました。ありがとうございました。
解説
住宅ローンの名義人に万が一のことが起こった場合、団体信用生命保険で住宅ローンの残債がなくなることはご存知の方も多いでしょう。しかし、今回のN様のように、住宅ローンの契約者ではない奥様がお亡くなりになってしまうと、厳しい状況になってしまいます。
更に、仕事をしながらお子様を育てることになります。これらのことを考慮すると、住宅ローンを抱えていると立ち行かなくなるのもやむを得ないのかもしれません。
そのような場合、自宅を任意売却して生活をダウンサイズし、負担を軽くした状態で再出発されることも選択肢として考えるべきでしょう。
専門家の意見を聞くことで状況を改善できるかもしれませんので、傷口が浅いうちに相談されることをお勧めします。