生活費が払えず衰弱状態に → 任意売却と生活保護で生活を立て直し
ご相談時の状況
三重県の桑名市で娘様と二人暮らしで生活をされていたK様は、10年以上前に離婚して女手一つで娘様を育ててきました。
マンションを購入時に一人では住宅ローンが組めず、娘様を連帯保証人としたうえでローンの完済年齢が90歳という無理な組み方でローンを組んでいらっしゃいました。
なんとか娘様も仕事をしていたため、二人でなんとか生計を立てていましたが、2年前に娘様が結婚して家を出て以降は生活が苦しくローンを支払えない状況に陥ってしまっていましたが、連帯保証人である娘様に迷惑をかけたくないと娘様には連絡せず、生活費を切り詰めて生活されていました。
当社のサポート内容と結果
当社が相談のためにご自宅のマンションにお邪魔した際には、K様は資金難から真夏にもかかわらずエアコンをつけておらず、食事もあまりされていないようで衰弱しきった状態でした。
そこで、まずは生活の再建を最優先し、市役所への生活保護の申請をすることから始めました。通常、不動産を所有している方は生活保護が認められませんが、司法書士などとも連携して市に状況を説明し、近日中に不動産の任意売却することを前提として特例で生活保護が認められました。
その後、自宅の任意売却も無事に成功して賃貸に引っ越し、残債も任意整理をして毎月5000円の返済を続けることで、連帯保証人の娘様に迷惑をかけずに済みました。
現在は市からの生活保護と、状況を知った娘様からの援助を受けながら元気に生活されています。
感想
本当に死ぬ寸前でした。もしあの時ライフソレイユさんに相談していなければ、一人で倒れていたかもしれません。結婚したばかりの娘にはどうしても迷惑をかけたくなく、本当は苦しい状況だったのに連絡できずにいましたが、状況を知ったときには「なんで連絡してくれなかったの?」とすごく怒られました。しかし、結果的に連帯保証人に借金が降りかからないようにしていただけて本当に良かったです。生活保護も特例で認めていただき、今は娘にも援助してもらいながら普通の生活を続けられています。
解説
住宅ローンの返済が苦しくても任意売却や破産などに踏み切れない大きな理由として、連帯保証人の問題があります。通常、自己破産をしてしまうと連帯保証人に債務が降りかかってしまいますが、今回のように任意売却した後に任意整理を行うことで、小額の返済を毎月続けていけば連帯保証人に債務が降りかかることはありません。連帯保証人の問題で任意売却の決心がつかないという方も、その点も考慮して手続きを進めますのでまずはご相談ください。