住宅ローン滞納6ヶ月で期限の利益を喪失 → 任意売却で住宅ローンを完済

ご相談時の状況
H様はご子息夫婦に促されて、ご相談くださいました。
ご相談いただいた時点で、住宅ローンをすでに6か月滞納され、「期限の利益」を喪失してしまった状況でした。
当時は年金での生活に加え、H様の体調不良も重なり、今後の生活に大きな不安を感じていらっしゃいました。
まず、住宅ローンの残債額を確認したところ、売却すれば完済できる見込みであることがわかりました。
そのため、売却後に債務整理を行う必要はほとんどないことをお伝えし、少し安心していただけたようでした。
当社のサポート内容と結果
期限の利益を喪失しているため、任意売却を進めるには債権者(金融機関)へ必要書類を提出し、当社からも債権者の指定する書式に沿った査定報告書を提出する必要がありました。
さらに、債権者が提示した最低売却価格以上で販売することが条件となっていたため、その条件で売却活動をスタートしました。
販売開始当初は、債権者が設定した価格がやや高めだったこともあり、反響が少なく、なかなか購入希望者が現れませんでした。
そこで、販売開始から1か月が経過したタイミングで、販売状況を債権者に報告し、販売価格の見直しを交渉。
適正価格に調整してもらうことができたため、無事に購入希望者を見つけることができました。
その後、売買契約は無事に締結され、引き渡しの段階へ進みました。
ところが、ちょうどそのタイミングでH様が体調を崩されました。
そこで、購入者のご理解とご協力をいただきながら、引き渡し日程を調整し、最後まで無事に手続きを完了できました。
このように、状況の変化にも柔軟に対応しながら、債権者との調整から販売活動、最終的なお引き渡しまで一貫してサポートいたしました。
感想

住宅ローンの支払いが苦しくなり、自分なりに何とかしようと動いているうちに滞納が進んでしまい、どうしていいのか分からず困っていたところ、息子夫婦がインターネットでライフソレイユさんを見つけてくれました。
滞納が進んでからの相談だったこともあり、「本当に信頼できる業者なのか」「騙されることはないか」と正直なところ不安もありました。
ですが、実際に相談してみると、とても親身になって話を聞いてくださり、今後の流れや注意すべき点も丁寧にわかりやすく説明していただけたので、安心して進めることができました。
身内の協力もあり、無事に不動産を売却することができ、さらに売却によって少し余裕のある資金も手元に残すことができて、本当に助かりました。
心から感謝しております。ありがとうございました。
解説

今回は、不動産を売却することで住宅ローンを無事に完済できたケースでした。
住宅ローンの支払いが厳しくなり、状況を打開できないまま時間が経過してしまったため、最終的に売却という判断に至りました。
結果としてローン完済に至ったのは良い点ですが、もっと早くご相談いただけていれば、より有利な条件で売却ができた可能性が高かったのも事実です。
今回のケースで「もったいなかった点」は以下の通りです。
・期限の利益を喪失してしまっていたため、
自分たちで売却価格を自由に決められなかった
・売却までの期間に制限があるため、時間的な余裕がなかった
・滞納による「遅延損害金」が発生してしまい、負担が増えてしまった
こうした状況は、「住宅ローンを最後まで返済して住み続けたい」というお気持ちが強く、決断を先延ばしにしてしまうことでよく起こります。
お気持ちはとてもよく理解できますが、判断が遅れると、かえってご自身の希望通りの売却が難しくなる場合もあります。
少しでも「支払いが厳しいかも」と感じたら、早めに専門家へ相談されることを強くおすすめします。