大手自動車メーカーに勤務されていた愛知県豊田市のN様。ご自宅を購入した時は収入も十分で、今後も収入が上がり続けるだろうと気楽に考えていたそうです。
しかしリーマンショックで残業代や賞与が大幅にカットされてしまい、住宅ローンの返済が重くのしかかりました。
働いても給料が家のローンに消えてしまい、将来に不安を感じて任意売却を決断されました。
リーマンショックで収入が激減、ローンの返済のために働いているよう…
インタビュアー:まずはご自宅を購入された当時のことを教えてください
H様:家を購入した時は景気も良かったので、あまり考えずというかこのまま収入も上がっていくんだろうくらいで思っていました。
それで不必要に立派な家を建ててしまったのも良くなかったと思います。土地と建物合わせて6000万円くらいしたと思います。お蔭で毎月の返済は15万円以上にもなりました。
インタビュアー:その後、任意売却を検討されたきっかけはなんだったのでしょう?
H様:きっかけはリーマンショックですね。一時期は残業が完全になくなり、残業代はもちろんボーナスも大幅にカットされました。それで住宅ローンの支払いが苦しくなってしまいました。
何とか払えないことはない金額ではあったのですが、働いてもほとんど手元にお金が残らず、家のローンのために働いているような感じでした。本当にこれで良いのかと悩み始めたのが最初のきっかけで、その時に色々調べて任意売却と言う方法があることを知りました。
家のためではなく、家族にお金を使ってやりたい…
インタビュアー:まだ払えている状況で任意売却をすることに抵抗はありませんでしたか?
H様:もちろんありました。だからライフソレイユさんには何回も何回も相談しましたし、最終的に任意売却を決断するのも最初に相談してから3か月くらいかかりました(笑)。
でもそれまでは家のために働いているような感じだったので、ローンの返済のためではなく、子供や妻にもっとお金を使ってあげたいなという想いが強くなりました。
あとは将来の不安もありましたね。もう生涯安泰だと心のどこかで勝手に思っていたものがリーマンショックで考え方が大きく変わりました。あと20年以上も今の収入が続く保証なんてどこにもないんだなと。そう考えた時に毎月15万円以上もこれからもずっと払い続けるのは大きなリスクだなと思いました。
広い家よりもゆとりがある生活のほうが良かった
インタビュアー:実際に任意売却してみていかがでしたか?
H様:最初はすごく不安でした、自分はどうなってしまうのだろうと。でもわからないことがあるとその都度担当の方に聞いて答えてくれたので、途中からは不安が無くなりました。
任意売却が終わってしまえば、なんだこんなもんかという感じでしたね。今は終わってすごくスッキリしています。返しきれなかった残債も月に15,000円の分割払いにできたので、引越先の家賃と併せても以前よりもだいぶ負担が減りました。
今思えばなんであんな大きな家を建てたのだろうって思います(笑)。せっかく一生に1回だからと勢いで建てたのですが、多少家が狭くなっても今の賃貸物件で何の不便もありません。それよりも生活にゆとりが出て子供の教育や家族のことにお金を使えるようになって、これで良かったと思います。