会社の退職で返済不能に → 任意売却で家族の絆を取り戻し娘様の大学進学も実現
ご相談時の状況
N様は2人の娘様がまだ小さいころに離婚し、男手ひとつで仕事と育児を両立してきました。
勤務先も大手の精密機器メーカーで当時は収入も十分でしたが、離婚前に購入した家であったため、1人で生活費と2人の娘の学費を工面しながら住宅ローンの返済を続けて行くことが次第に難しくなっていました。
その後、海外メーカーとの競争が激しくなったことから勤務先の業績も下がり始めたため、早期退職の募集に応募して定年前に退職しました。退職金も出たため、当面はしのぐことができましたが、再就職することができずに再び生活が厳しくなりました。
「このままでは娘様を大学に入れてやることができない…」とずっと悩まれていたときに、たまたま当社が任意売却について取材を受けたTV番組を当時高校生であった娘様がご覧になり、N様に相談するように勧めました。
当社のサポート内容と結果
当社から自宅に訪問してご相談をお受けしましたが、その際に娘様が悲しそうに仰った「私、大学に行って良いんでしょうか?」という言葉は衝撃的で今でも忘れることができません。
N様も何とか娘様を大学に行かせてやりたいということでしたので、立派なご自宅ではありましたが、任意売却して家賃の安い賃貸に引っ越すことを決意されました。
その後、10年以上交流が途切れていたN様のご兄弟とも連絡を取り、状況を正直に告白して資金援助を頼んだところ、快く協力してくださり、無事に娘様も愛知県内の名門大学に進学することができました。
結果として自宅を失いましたが、無事に娘様を大学に進学させることができ、交流の途絶えていた兄弟とも再び親交を持つことができました。
感想
一時は娘を大学に進学させられないかもしれないことに、申し訳なさでいっぱいで精神的にも参ってしまっていました。それでも娘がTVで見たというライフソレイユさんに相談してみることを勧めてくれて、結果的には任意売却をして娘を大学に行かせることができました。
任意売却を提案してくださったライフソレイユさん、資金援助をしてくれた兄弟、そして何より献身的に支えてくれた娘に本当に感謝です。
解説
購入するときは「夢のマイホーム」ですが、それがその後の生活を圧迫してしまうことが珍しくありません。不必要に大きかったり立派だったりする家で苦しむよりは、今回のケースのように任意売却で自宅を手放し、それ以外の部分に資金を回したほうが良いこともあります。しかし、自宅を売ろうにも売っても完済できない方も多いと思いますので、そのような場合はぜひご相談ください。