岐阜市で会社員をされていたM様。職場環境に馴染めずストレスでうつ病を患ってしまい、転職を余儀なくされました。
しかし、転職に伴い収入が激減してしまい、住宅ローンが払えずカードローンや消費者金融に頼るという悪循環に陥ってしまったそうです。
ついにはカードローンも300万以上に膨れ上がってしまい、生活を立て直すために任意売却と個人再生で再出発しました。
精神的に追い込まれて転職を余儀なくされた結果…
インタビュアー:住宅ローンが払えなくなってしまった経緯をお聞かせください。
M様:自宅を購入した時は給料の良い仕事をしていたので、特に考えもせずに勢いで買いました。しかし仕事が激務で人間関係も悪くて精神的に追い込まれてしまいました。結局体調を崩して仕事を続けられず退職するしかなくなりました。
うつ病と診断され、次の職場でも無理はできず時短勤務でしか働けませんでした。そうするとそれまでの収入からは半分近くに下がってしまい、生活が苦しくなって住宅ローンの返済も滞るようになりました。
インタビュアー:それでカードローンに頼ったわけですね。
M様:はい。住宅ローンが滞るとすぐに銀行から電話が来て払ってくださいと言われてしまいます。その電話自体もストレスなので、何とか払うためにカードローンで借りて住宅ローンの返済や生活費に充てていました。
正直その時は借りたお金を返せるかどうかわかりませんでしたが、とにかく目の前の返済をしなければという想いで先のことは考えずに借りていましたね。
何のために生きているんだろうと、諦めみたいな気持ちがあった…
インタビュアー:その時の心境はいかがでしたか?
もう自分ではどうしようもなく、ただ借りてそれを他の返済に充ててというのを繰り返していました。働いても給料のほとんどを返済しなければいけないので手元には残りません。
そんの状況で、もう何のために働いているんだろう、何のために生きているんだろうと何度も思いました。でも自分で作った借金なのでどうにもならないだろうと、諦めみたいな気持ちもありました。
インタビュアー:そのような状況で任意売却に踏み切ったきっかけは?
M様:カードローンを借りて返すのにも限界が来て、いよいよもう無理だと思いました。住宅ローンも返せず溜まってしまい、銀行からの督促状が山のようになっていきました。
このまま家を競売で差押えられて追い出されるのかと諦めていたのですが、たまたまネットで任意売却という方法を知って、もう少しあがいてみようとダメ元でライフソレイユさんに相談しました。
先が見えたことでまた頑張ろうと思えた
インタビュアー:相談されてみていかがでしたか?
M様:家のことだけでなく、借金のことやその後の生活のことなども相談に乗っていただけて助かりました。全く先が見えなかったのですが、相談して任意売却した後の生活のこと、その生活をどう立て直すかというところまで見えるようになって心が軽くなりました。
人間、先が見えないことが不安なんですね。先が見えるとまた頑張ろうと思えました。
インタビュアー:実際にどのような手続きをされたのですか?
M様:まず任意売却で家を売りました。家を売るのはさみしかったですが、もう一度やり直すんだと自分に言い聞かせて前向きな気持ちで売りました。
それから、売っても住宅ローンが結構な額が残ってしまったのと、自分の場合は他にもたくさん借金があったので、個人再生という手続きでまとめて圧縮しようということになりました。弁護士さんを紹介してもらって、粛々と手続きを進めてくださいました。
もう一度、少しずつ前に進みたい
インタビュアー:今のご状況とお気持ちをお聞かせください。
M様:今は穏やかな気持ちで生活をしています。任意売却する前はもうすべて投げ出してしまいような気持ちでしたが、手続きが終わって今は普通の生活が送れています。
あんなに苦しかったのは何だったんだろうと今振り返って思いますね。もっと早く相談しておけばよかったんですが。でもその時はもうどうせどうにもならないというような諦め的な気持ちがありなかなか行動に移せなかったんです。
今はもう一度少しずつ前に進んでいきたいと思っています。せっかく一度リセットしてチャンスをもらったので、這い上がって良い人生にしたいです。