離婚により住宅ローンの返済が厳しくなってしまった、静岡県浜松市の会社員M様。
ある日仕事から帰宅すると、妻と子がおらず妻の実家に帰るという置手紙が残されていたそうです。
そこから離婚と住宅ローン問題で追い詰められたM様でしたが、最終的に任意売却を決意して再出発されました。
家に帰ると妻と子がおらず、そこから人生が急転…
インタビュアー:当初の状況をお聞かせください。
M様:ある日家に帰ると妻と子供がいなかったんです。荷物の無くなっていて実家に帰るという置手紙だけが残されていました。そこからは連絡しても全く繋がらず、後日弁護士から手紙が送られてきました。
余りに突然のことで、もうその時は何が何だか分かりませんでした。もちろん私にも夫として父として至らない点はあったと反省していますが、とにかく一度妻と直接が話がしたいと思いました。でも連絡をしても繋がらず納得できないままことが進んでいきました。
インタビュアー:奥様側はどのような要求だったのでしょうか?
M様:とにかく離婚したいということと、今後の子供の養育費、それから住宅ローンの負担について弁護士を通して要求してきました。
私たちは連帯債務で住宅ローンを組んでいて、毎月2人で出し合って返済していました。それについて今後は1人で全額払うように言われたのです。
元々2人で払っていたローンを1人で全額払うのは非常に厳しく、それに加えて養育費までとなるととても払えません。もう人生がめちゃくちゃになってしまったと思いました。
自己破産まで考えたが…
インタビュアー:それで自宅を任意売却しようと?
M様:はい、このままローンが払えなければ自己破産するしかないんじゃないかということまで考えて、本当に追い詰められていた時に、たまたまライフソレイユさんの任意売却の特集がテレビで放送されたのを見たんです。
それで同じように離婚でローンが払えなくなってしまった人が任意売却で再出発するところの取材映像が映っていて、自分も相談してみようと思いました。実際に相談してみてこんな方法があるんだなと思いました。
先が見えたことで前を向けるようになった
インタビュアー:実際に任意売却した感想と今の生活の状況を教えてください。
この家を売ってしまうと本当にもう家族と離れてしまうんだなと、そんなことを考えてとても苦しい気持ちになったのも事実です。売るということは離婚を認めることになる気がして…
でもこの家があってももう妻と子が戻ってこないことは分かっていたので、自分も前を向いて生きるしかないと任意売却を決心しました。
実際に家を売ってしまうと今まで何に執着していたのだろうというくらいスッキリしました。それまでは離婚と自己破産の不安でいっぱいでしたが、先が見えたことと自己破産までは回避できたことで精神的に楽になりました。
今はライフソレイユさんから紹介してもらった弁護士さんに離婚の条件を交渉してもらっていますが、当初向こうが要求してきた条件よりはだいぶ有利になりそうです。
一時は本当につらい想いをしましたが、これからは前を向いて子供に胸を張って会えるような生き方をしていきたいと思っています。