税金の滞納で市役所から公売の通知 → 任意売却で住宅ローンと税金を返済
ご相談時の状況
愛知県名古屋市にお住まいだったM様は、高額な税金を滞納してしまい、半年後に公売にかけると市役所から連絡が合ったそうです。
どうしてよいかわからないということで当社に任意売却のご相談をいただき、まず状況確認のため現在の債務等をヒアリングさせていただきました。
住宅ローンの残債はそれほど多くなかったものの、月々の返済が約9万円あることと他の債務があるために支払いが厳しい状況で、すでに延滞が起きている状況でした。
特に税金の滞納額が数百万円に膨れ上がっている状態で、何らかの手を打たなければならないのは明らかでした。
当社のサポート内容と結果
ご相談の結果、月々の住宅ローン支払い額の9万円をご収入の中から捻出することが困難であるため、住宅を任意売却することにしました。
ご自宅を持分を元奥様が持っていて共有名義の状況でした。そこで元奥様にご連絡してご自宅に訪問したうえで、状況のご説明やリスク等をしっかりとお話しさせていただき、ご協力をいただくことができました。
また、税金滞納の差押の解除のために市役所に出向き、役所の担当者とお話し合いをした結果、無事に任意売却による差押解除と公売の中断の応諾をいただくことができました。
土地が小さく、近くに高圧線が近くに通っていることなどから、販売にはやや苦戦して時間がかかりましたが、販売から3か月で買い手が見つかり、無事に任意売却することができました。
売却した代金で住宅ローンは全額返済することができ、税金はすべて返しきれず残ってしまいましたが、市役所と相談して分割納付をしていくことになりました。
感想
住宅ローンの支払いが負担になっているうえに、カードローンや税金の滞納があり、何とか今の状況を解消したいと思い相談させていただきました。税金滞納によって不動産に差押が入ってしまい、公売にかけられると報告を受けたときは、どうなることかと不安でいっぱいでした。しかし、相談したライフソレイユの担当者さんが、市役所との話し合いの為の書類を作成した上で、窓口にも同行してお話ししてくれたことによって、任意売却で差押を解除してもらう応諾をいただくことができました。本当にありがとうございました。
解説
住宅ローンなどの支払いが厳しくなってしまった方が、ついやってしまいがちなのが税金の滞納です。税金を滞納すると、延滞税(利息)が容赦なくついてしまい、ひどい場合は、元金よりも利息が膨れ上がっているケースも珍しくありません。民間の債務に関しては、破産の申し立てにより免責の許可が下りれば、債務をゼロにすることが出来るのですが、税金の支払いに関しては、免責になることはありません。そのため、税金の滞納が溜まってしまうと取り返しのつかないことになりかねないのです。住宅ローンはもちろんですが、税金を滞納してしまっている方も、早めに任意売却をご検討いただければと思います。