近年ではほとんどの金融機関が任意売却に応じますが、中にはローンを完済しない限り任意売却に応じないという金融機関もあります。
例えば、以下の金融機関では売却してローンを完済できない状況(オーバーローン)では任意売却に一切応じません。
任意売却に応じない金融機関(完済できる場合を除く)
・ジャックス ・三井住友トラスト保証(※SMBC信用保証は可) ・学校共済組合
もし、債権者が上記の金融機関の場合でローンの返済が困難になってしまった場合は、全額返済できない限りは残念ながら競売しか道がなくなります。
しかし、競売になってしまうからと言って何も手を打たないと生活の再建には繋がりません。
競売の後を想定して対策を
仮に競売になってしまったとしても、その後に残った債務をどのように処理していくかを事前に検討しておくことで、その後の負担を軽減して新しい生活をスタートさせることができます。
場合によっては、先に弁護士に相談しておくのも方法のひとつです。
例えば、競売後に残ってしまった債務の対応方法としては、
①任意整理で分割返済を交渉する
②個人再生で債務を圧縮する
③自己破産で債務をすべて免責する
などが考えられます。(※詳しくはこちら>>)
任意売却ができないからと言って自暴自棄になるのではなく、仮に競売になってしまったとしてもその後の生活をいかに再建するかを考えることが大切です。
当社では任意売却できないケースであっても、依頼者様の生活再建のためのご相談を無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。
【執筆者】
ライフソレイユ株式会社
加藤康介(宅地建物取引士)
大手コンサルティング会社にて経営コンサルタントとして6年間従事し、中小企業の経営をサポート。
その後、任意売却専門の不動産会社「ライフソレイユ株式会社」を設立し、これまでに1000人以上の住宅ローン返済に困窮する相談者の生活再建を支援している。
その活動がテレビでも取り上げられ、雑誌にも定期的に記事を寄稿している。